山の上にあるヴァルデモーサ(バルデモサ)の村。村の周囲にはオリーヴやオレンジ、ぶどうの畑が広がり、遠くには地中海も見えるとても美しい村。こんな美しい自然に触れながらショパンが作曲していたかと思うと、知っている曲も違う響きに聞こえてくる。マヨルカ島の中心街パルマから、山道を登ることバスで約1時間。ショパンが来た時代は、舗装されていない山道を半日かけて馬車を走らせたようだ。
バスから見たヴァルデモーサの遠景。オリーヴやオレンジの木が茂る山道の中に突然現れて、ついに来たかぁと感動した。
ヴァルデモーサの街。街路樹もオレンジの木🍊

ショパン達が過ごした部屋があるカルトゥハ修道院の礼拝堂。村人にとっては大切な教会での礼拝に参加しなかった、異国から来た咳をしているショパンと、男装をしたサンド。村人からはあまり歓迎されていなかったようだ。
村の中心部。小さな街ながら日本にはない美しさ。石畳の道がとても印象的だった。

裏路地もとても魅力的。こんなところをショパンも歩きながら、曲のインスピレーションを得てたのだろうか。

村のはずれからの眺めがとても美しくて、しばらくこの景色を眺めながら、ショパンに思いを馳せていました。

パルマ駅地下2階のバス乗り場から、ヴァルモーサ行きのバスが1時間に約2本出ています。人気の観光地なのか、午前中のバスはほぼ満席。進行方向左側に座ると、車窓からヴァルデモーサがきれいに見れます。
